選択しないことで広がる世界

思いがけない出会い 選ばないでなんでもやってみる 生き方
何に出会うかわからない、旅に出てみようか。

あえて、自分の好みで選ばない。
なんでも歓迎、とすることで思わぬ出会いがあることもあります。

なんでも観る

10代後半から20代半ばのころ、映画の試写会にはまっていました。
東京に住んでいたころで、平均して週に2回くらいは観に行っていました。
もともと映画が好きだったというのもあるのですが、
まあ、時間があって暇だったというのも大きいです。

映画だったらなんでもよかったです。
メジャーマイナー関係なく、監督や出演している俳優も関係なく、
短編でもドキュメンタリーでも、アニメでも、邦画洋画なんでも、
とにかく、試写会と名の付くものに片っ端から応募して、
当たったものを観に行くという生活でした。

選ばないメリット

試写会生活の何が良かったかというと、「選ばない」ことで、
いわゆる掘り出し物、思わぬ面白い映画にたくさん出会えました。
自分が観たい作品を選ぶと、冒険しようと思ってもやはり多少なりとも
好みのものに偏ります。

それが、もうあらすじも出演者も何も確認せず、
ただ映画を見るために映画を見る、という風にすると、
思いがけない新しい世界を見ることができます。
なんじゃこりゃ、という別の意味で思いがけない出会いもありますが、
それはそれで、ラッキーだと思います。
時間の無駄だったとは決して思いません。

自分には理解しがたい世界があるということを知るというのは、
ひとつ豊かになる経験です。

よく、若い時はお金はないけれど時間はある、と言いますが、
当時の私は、まさにそういう生活でした。
頻繁に映画館に通い余裕がなかったからこそ、試写会なんでも行くぞ生活
になった。それによって、新鮮な出会いがたくさんあったなと思います。

人生、暇な時代というのもなかなかに貴重なことです。
あまりお金がないというのも、考えようによっては面白い体験につながるなと。

自分好みに安住せず、あえて「選択しない」を選択

確実なモノを選択して、確実に楽しむ(確実にプラスを得る)。
それだけだと、広がりや発見がなくなってしまうなと思います。
あえて、外れのリスクもある中で「選ばない」で選ぶ。
ということをしていきたいです。

それには、さきほどの「暇」というのはひとつのキーワードになる
かなと思います。暇=余裕というか。
いまいちだったな、という外れがあっても、それはそれでなかなか面白い体験
だったと思えるのは、ある程度の気持ちや時間の余裕があるから。

余裕がなかったら、無駄だったとか、損したと思ってしまうかもしれません。
同じ体験をしても、面白い体験にも無駄な体験にもなってしまうのだなと思います。

そういえば、自分が旅行に行くときも、
綿密に下調べをして行きたいところを回る計画を練るときと、
ざっくりと行先だけ決めて現地では行き当たりばったりのときと(一人旅に多い)、
正反対の旅の仕方があります。

久しぶりに、後者の「なにに出会うか(出会わないか)わからない旅」
に出たくなりました。

【編集後記】
法人2件の決算を進める。
最近パソコンの動作が重いのですが、原因がわからない。
解決しなくては。

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