不安や恐怖は、相手の正体が見えないことからきます。
ということで、敵を明るいところで見てみるようにします。
敵を具体化する
恐怖映画は、
いつどこで敵(相手)が登場するのか、
敵はどんな姿で、どのような攻撃をしてくるのか、
すべてわかっていたら(さほど)怖くないかなと思います。
スプラッターが苦手な場合は、わかっていても怖いですが……
映画は娯楽なので、展開を知らない方が楽しめますが、
現実の恐怖は楽しくないので、ない方が嬉しいです。
相手をできる限り明らかにしていきたいものです。
言葉にして、自分がいま恐れていることは何か、書き出します。
ぼんやりと曖昧だからこそ、ホラー映画のように、
いつどこで、どんな攻撃をされるのかわからない。
対処もわからなくなり、妄想の中でどんどん不安と恐怖が大きく
なっていきます。
戦えるかどうか、戦い方は後で考えるとして、
相手の姿や特徴を具体的にして「おばけ」ではなくします。
おばけも、薄暗いとことではなく、まぶしい太陽の下で見たら、
怖さは確実に減ると思います。
敵を数値化する
敵は何時に、何人で攻めてくるのか?
そして総勢何人いるのか?
私が敵1人を倒すのに、どれくらいの時間がかかるのか?
わからないと、怖いです。戦って勝てる気がしないです。
撤退していいのかどうかも判断がつかないです。
渋滞のイライラの理由の大半は、解消されるのがいつかわからないから、
と言います。渋滞はあと●キロ、●時間後には解消する、とはっきりすれば、
ストレスは軽減できます。
不安や恐怖も、数値化できるところはしていきます。
より、相手の正体がはっきりとしていきます。
敵を倒す(あるいは倒さない)見通しを立てる
相手をメジャラブルにしたら、それを解決する目途も数値化しやすいです。
目途が立つと、いつまで続くのだろう、という不安や恐怖はなくなります。
先の見通しが立つと、問題の半分以上は解決したような気がします。
安心して見通しのままで終わらせではいけませんが、
いつまでに何%解決できる、と思うと、得体のしれない不安にエネルギーを
割かず、解決に集中することができます。
あるいは、解決するのは無理、という目途が立つこともあります。
そういう場合は潔く解決するのを諦める(撤退)という選択肢も、ありです。
敵の正体がわからない恐怖を楽しむのはエンターテインメントの世界だけにして、
実生活では敵の正体をどんどん明るみに出していきましょう。
【編集後記】
相続税の申告についての面談。
新たに評価する財産が出てきたので、資料の収集準備。
5月は法人決算も多いですが、並行して進めます。