食わず嫌いを食べてみる(美味しいかもしれない)

食わず嫌いを食べてみる 先入観を持たない 自分の新たな可能性 メンタル
オタマジャクシの並ぶ楽譜は読めないですが、ラップを歌いました。

苦手なこと、やりたくないこと。
それをあえてやってみることで、道が開けることもあります。

理由なき苦手

自分が苦手なこと、やりたくない(と思っている)ことは、
いろいろあります。

ダンス。歌。一輪車。球技(スポーツ全般)。
電話。整理整頓(すぐモノをなくす)。暗算。
複数人での食事会(緊張して高確率で胃腸を痛める)。団体での旅行。
チームリーダー。部下や後輩を指導する。俯瞰して物事をみる。
などなど。

なぜ、苦手なのか?
実際に何度やっても慣れない・できない・無理!なものもあれば、
食わず嫌いもあります。
後者は、あえてやってみることもありかなと思います。

なぜ「食わず」にいるのか

食わず嫌いなことは、なぜ食わずにいるのか?
私の場合、以下の食わず嫌いパターンがあります。

・先入観
・人の好みや価値観を真似してしまっている
・似た種類の苦手と同類にして、やる前に諦めている

人の真似、というのは、
尊敬する人、目標とする人、好きな人が「嫌い」と言っていることを、
自分もそのまま「嫌い」と思ってしまうということです。
その人の近づきたいという思いから、自分自身の向き不向き、経験からの
判断軸ではなく、生き方を真似してしまうのです。
私は、その傾向があります。影響を受けやすい、染まりやすい。

「やらない」方向の真似ではなく、「やる」方向の真似であれば、
実践してみて自分も好きなのか、得意なのかがわかります。

しかし、「やらない」ことを本当に一度もやらずに真似してしまうのは、
自分の本当の適性や、好きなことを遠ざけてしまう可能性があります。
万人に共通して「やらなくていいこと」であれば、遠回りせずに済む、
というメリットがありますが、そうでないことは、やはり体験として
やってみることは大切かなと思います。
一から十まですべてを実行・経験しなくとも、一度でもやってみる、
あるいは鵜呑みではなく、自分の頭で「自分だったら」という
シミュレーションをするだけでも。

また、まったく食べない食わず嫌いではなく、、
初めて食べた(かじった)ときの印象があまりにも悪くて、
以後避けるようになるものもあります。

もしかしたら、別の味付けなら好きだったかもしれない。
一緒に食べた相手が違っていたら、美味しかったかもしれない。

という可能性もなきにしもあらず。本当の食わず嫌いと違って、
一度食べて自分に合わなかったという経験のインパクトは大きいので、
もう一度チャレンジするのは少しハードルが高くなります。
もしかしたら、万が一にも新しい世界が拓けるかもしれない、
拓けなくて当然だけど、くらいのダメもと精神でトライしてみるのも
ありかなと思います。

食わず嫌いチャレンジできる余力を持つ

目標とする人が好まないことが、自分も好まないとは限らない。
対象そのものではなく、特定の条件下で苦手なだけかもしれない。

そういう可能性を考えて、今までシャットアウトしていたことを、
あえてやってみることは、価値があります。

とはいえ、食わず嫌いを食べるには、余裕が必要です。
時間・気持ち・体力・お金にある程度余力がないと、
徒労に終わるかもしれない「食わず嫌い食べてみよう実験」
はできません。余力がないと、手堅くなってしまいます。

お金はなくてもできるけれど、時間が必要なことや、
時間はかからないけれど、ダメだった時の精神的ダメージが大きいこと、
など必要な余力はいろいろ。

自分の知られざる得手不得手、好き嫌いを見つけていくための余力を
作っていきたいです。そしてまずは、いまある余力でできる範囲の小さな
「食わず嫌い」から食べてみましょう!
食べてみたけどやっぱり嫌いだった、でもよし。
その経験が自分の語れるネタとなり、財産となることもあるので。
(チャレンジが致命傷になることがないようには気付けつつ)

ちなみに、最近の私のチャレンジは、演劇のステージでラップを歌ったこと。
歌は下手、苦手(一人で運転中に好きな歌を大熱唱するのは別)。
セリフはいいが、ステージで歌を歌うなんて想定にはない私が、ラップを歌う。
たった数小節なのに、本番前の1週間夢にうなされるほど緊張しました。
得意な人に、ラップ特有の歌い方や動きを指導してもらい、いざ本番。
最後は下手だろうがラッパーになり切って歌うしかないと腹をくくりました。

結果、意外と歌が得意かも!とはならなかったですが、
度胸と覚悟と開き直りで乗り切る経験を積みました。
ステージに立つ快感は、演技もラップも同じですが、
演技のように客席からの反応を感じる余裕がまったくなかったのが残念。
またやりたいですか?と聞かれたら……案外YESと言いそうです。

【編集後記】
決算の確認と連絡。
相手方が、GWも営業しているので、そのスケジュールに合わせて。

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