お世話になった方に、お礼や感謝を伝える。
誰に、どのように、何を伝えるか。
なかなか難しいです。
形式的になってしまう
お世話になった方にお礼をしたいなと思う機会がありました。
どのような形で伝えるか。
誰に伝えるか。
決めるのに、結構時間がかかります。
例えば、ちょっとした贈り物を沿えて、となると、
誰に?いくらくらい?何を?と。
義務でもなんでもなく、純粋に気持ちを伝えるはずが、
どこか適切な「相場」を考えてしまうのです。
この時点で、すでに形式的になっていて、
贈る楽しさがなくなっていきます。
もちろん、自分のものを買うにしても、贈り物にしても、
予算はある程度決めるものです。
相場を考える=形式的でつまらない、ということではありません。
むしろ、予算内で相手が喜んでくれるものを考えて選ぶのは
実に楽しいものです。
楽しくなくなるのは、相手を思って選んでいるのではなく、
高すぎないか・安すぎないか(一般的に)
この品は適切なのだろうか(一般的に)
そういう形ばかり気になって迷ってしまうとき。
もう贈らないでいいかとなってしまいます。
まとめてお礼はしない、日々伝える
日頃その気持ちをきちんと伝えていないときも、伝えるのは難しいです。
あらたまってお礼をしようと思うと、
ちょっと義務感というか、後ろめたさが混じってしまいます。
本当は、あらたまって伝えるのではなく、
日々、そのときそのときで、気持ちをきちんと
伝えていることが大切なのだなと思います。
案外、プライベートよりも仕事上のお付き合いの方、
気持ちを伝えるタイミングは逃しにくいものです。
近しい人ほど、感謝や好きという気持ちを伝えるのを
流してしまいがちになりますが、近しい人ほど、
そのとき限りと思って、伝えたいです。
モノは口実
ところで、私は手紙を書くのが好きなのですが、
もしも、長々と感謝やお礼をしたためたら……
豪華なプレゼントよりも、重くなる可能性があります。
贈るこちらは満足なのですが、独りよがりの自己満足
にならないように書くのはハードルが高いです。
そういう意味で、適切なタイミングで、適切な内容の
相手も嬉しい手紙を書ける人は、気持ちを伝えるプロだなと思います。
不思議なのは、
モノ+手紙
とすると、手紙の重さが軽減されるような気がします。
私だけでしょうか。
贈りモノに手紙を添える、と普通は考えるかもしれませんが、
私は反対です。
手紙に贈りモノを沿える。主役は手紙です。
今回も、便せんにびっしりかく手紙ほどでなくても、
手書きのメッセージは書きたいなと思います。
言葉による贈り物は最難関ですが、良いメッセージが書けるように、
手紙力、メッセージ力を磨いていきます。
といっても、凝った言い回し、洒落た表現を無理に考えることは
不要に思います。重くならないように気を付けつつ、
ストレートに書いてみます。
【編集後記】
田んぼの季節がやってきました。
播種を終えて、もうすぐ代掻きです。
近所の田んぼも、次々と水を張り始めていています。
鏡張りになるこの季節の景色が好きです。