少し前から、仕事場のデスク周りのモノを減らすことに着手しています。
片付けが苦手な私ですが、期限に迫られ、えいやと大胆に捨てています。
保留と保険でモノが捨てられない
仕事に関するものを捨てられない理由として、
保留と保険があります。
・そのうち必要になると思って集めた資料
・時間があったら読みたいデータ
・忘れてしまうかもしれないので、とっておくマニュアル
・間違うかもしれない不安から関連することを大量に調べた資料
いつか使うかもしれないという可能性を残してゴミ箱行きを決められない保留。
また、さすがにもう要らないだろうというものでも、使うことでミスを防げる
かもしれないという保険をかけて捨てられないものたち。
どちらも実際には、必要となるその「時」が来たら、また最新の情報を集める
ことがほとんどで、保留にする意味はないです。
意味がないのはわかっちゃいるけど捨てられないのです。
保存しなくてはならないもの。
その都度片づけてよいもの。
それを考える手間を惜しんでいることもあります。
大量の書類は、たまると場所をとるし見た目にも悪いですが、
データは空間をとらない分「一応残しておこう」が容易くなり、
書類以上に悲劇的なことになっています。
仕事場の美しさと仕事力の相関関係
デスクが美しい人は仕事ができる。
確かに、自分の周囲を見てもその傾向があります。
デスクが美しいにも2パターンあって、
ひとつは、常に美しい人。
もうひとつは、仕事をしている最中は乱雑に散らかっているが、
夕方退社するときには、「あの山はどこへ?」と驚くほど、
すっきりと美しく片付いて帰る人。
どちらも仕事ができる人です。
逆はどうでしょうか。
デスクが散らかっている=仕事ができない?
必ずしもそういうわけではないかなと思います。
私の友人で、仕事が速い・集中力が高い・粘りがある、という憧れの
「仕事ができる人」がいます。彼女の周囲はわりと散らかっています。
彼女の名誉のために書きますが、あくまでもどちらかというと、モノが
多いほうかな、というくらいです。
自分の仕事能力の評価はここでは割愛。
よくモノをなくして、仕事時間で探し回っていることがよくある時点で、
何をかいわんや、ですが……。
相関関係はどうであれ、片付けられない自分に甘いのはどうしたものか、
と常々思ってきました。
締め切りと、少しのやけくそな気持ち
後回しにせず行動するのに必要な要素、締め切り。
片付けや断捨離にも、締め切りがあれば否が応でも動きます。
また、理屈で考えないやけくそな気持ち。
私は今回、この2つの力を借りて断捨離に着手しました。
(やけくそ精神の方は、あまり他の人の参考にはならないと思いますが)
都合で期日までに乱雑を極めている資料を片づける必要に迫られ、
毎日少しずつ片付けることになりました。
片づけ始めると、だんだん判断を迷うのが億劫になってきて、
拘ってきた保留や保険がどうでもよくなっていきます。
やけくそといっても、なんでもかんても捨てまくっているわけではなく、
要る要らないという将来を予測したり、自分を納得させる理屈がなくても
もう「要らない」と決めてしまう覚悟が決まった感じです。
迷うことなく明らかに「要る」もの以外は「要らない」と。
困ったら困ったで、なんとかするしかないなと腹をくくっています。
普段から綺麗な人は、毎日資料や情報の棚卸をしているのかと思います。
私の場合は、一旦オールリセット!という勢いです。
片づけられない人(私)の特徴として、
モノやデータがたまる→大規模リセット→たまる→大規模リセット
と繰り返す、というのがあります。
このループをどこかで断って、毎日の棚卸を習慣にしたいです。
ひとまず、今回は仕事スペースを断捨離して、
時間と心に自由と余白を増やすことを目標としています。
【編集後記】
雨が降った午後、事務所へ。
法人の清算決了登記の資料準備を。
久しぶりの手続きなので、慎重に調べつつ。