ちょっとだけ迷惑をかけ、自分を優先する勇気

倉敷 平日の旅行 自分のための時間を作る 仕事と私
平日の倉敷日帰り旅行。失踪ではないですが、とても良い自分時間になりました。

仕事が進まない!どうしたらいいか?と相談したら
「突然消える、いなくなる。それしかない」というアドバイスをもらいました。

ちょっといいですか?で埋まる時間

コンコンとドアのノック。あるいは、電話のコール音。

「ちょっといいですか?」
「お時間よろしいでしょうか?」

差し迫って、手を止められないわけではないので、話を聞く。
しばらくすると、コンコン、Prrrrrrr……。

こういった「ちょっといいですか」が重なり、ふと夕方、
あれ、今日はなんの仕事を進めたっけ?予定がひとつも終わっていない、
となる日があります。
一日ならなんとかなりますが、これが続き月末にジゴクに、ということ
があります。
私はそれほど人気モノでもないし、信じられない量のタスクを抱えている、
というわけでもありません。
それでも知りたいのが、どうしたらこれだけは進める、進めたいということ
のために「時間」を確保できるのか。

1%でも本質仕事をする時間を作る

経営者でも、従業員でも、意志をもって時間を確保しないと、
気づけば「仕事をしたようなしてないような」一日になってしまう、
と教えてもらいました。

そこで打つ手は、「いなくなる」という方法。
誰にも行き先を言わず、消える。疾走する。
そして、経営者はそこで本質である1%の仕事をする。
(もちろん、大事な予定を放棄してということはしない前提です)

消える・疾走するといっても、遠くに行かなくても良くて、その人は、
駐車場に停めた車の中にこもって大事な執筆仕事をしたそうです。
15分でも30分でも、誰からも「ちょっといいですが」がない場所で、
ぎゅっと濃縮した時間を過ごす。

従業員である自分が就業時間中に勝手に消えたらまずいですが、
一時的に行方不明になっても、果たすべきことは果たすという考え方に、
非常に納得しました。
多少の無責任を働いても、長い目で見ればそれが責任を果たすことである、
ということなのだと。

「無責任」というと語弊があるかもしれませんが、
数時間行方が不明になった場合、その時だけでいえば、
ちょっと困る人が出てしまう可能性があります。
しかし、経営者が、ちょっと困る人が絶対でないようにと、
365日24時間体制で「ちょっといいですか」に全て対応して、
果たすべき経営をおろそかにしていたら……?
ちょっと困るどころじゃないですよね。

それは経営者も、従業員も、自営業・フリーランスも、
みな同じなのではないでしょうか。

勇気をもって、ちょっとだけ迷惑をかけよう

約束を守る。時間を守る。
それは果たしたいもの。
しかし、AかBどちらかを優先しなくてはいけない場面は出てきます。
どちらかの依頼は受けられない。両方とることはできない。
そういうときは、どうしてもどちらかに、ごめん、とせざるを得ません。

そして、もし、選択肢のAとBのうち、どちらかが「自分」だったら?
つい自分を後回しにして、人を優先してしまう。
そういうことが往々にしてあります。自分の場合。
でも、それは正しくないのだと思います。

「自分」という選択肢も公平な目で見て、
しかるべきときには「自分」を選択する勇気。
相手がちょっと困ったとなっても、正しい選択をする勇気。
持ちたいものです。

実際には、自分が思うほど自分がいなくても人は困らないものかと思います。
ちょっといいですか、に、ちょっとよくないです、と対応しても、大丈夫。
自分が「ちょっといいですか?」と伺う立場だったら、そう思います。
本当に重要な依頼は、予定を入れて確実に時間をとっていただけるように
手配するものです。

ということで、たまには”しっそう”してみましょう。

【編集後記】
読みたい本がたまってきました。
陽気が暖かくなって、毎日昼休みに公園で読書をしています。
短時間なので、スマホを会社において、本だけ持って行きます。
小説でも、実務書でも、一瞬で別の世界にいける本はいいですね。

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