オンとオフ、その境目があるようでない。
そもそも何を持ってオンなのか。と考えてしまったお話。
いつも仕事のことを考えていた
心配性なのか、ワーカホリック気味だったのか。
仕事のことがずっと頭の片隅から離れませんでした。
経営者の方は、常に仕事のことが頭にあって当然だとよく言いますが、
一会社員でもそうなる人はなってしまいます。
仕事を始めたばかりであったり、あるいは大きなプロジェクトに
携わっていて一時的にそうなることもあるでしょう。
しかし、それが何年も続くとなると……ちょっと精神的にきつくなります。
私は、納期のことや、自分の判断の是非がぐるぐると頭をめぐっていて、
頭(と心)のオフがとりにくかったということがありました。
土日には来週の仕事を考え、
年末年始には年が明けてからやってくる業務を考え、
ゴールデンウイークには5月申告のことを考えて、
頭は年中無休だったな、と。
今日はオフです(今日もオフです)
他の方のブログを読んでいて、「今日はオフです」という記述に、
ひそかに憧れていました。変な憧れですが。
先に書いたとおり、常に仕事のことが頭の片隅にあったので、
「今日はオフです」となかなか書けなかったんです。
そんな私もついに(?)「今日はオフです」と書けるようになったのですが、
今度は今日はオフですというか、今日も明日もオフだしなあ……
オフですと書く意味はないか?となってしまっています。
独立したらオンもオフもない
ところで、ある人が「僕にはオンもオフもない」と話していて、
それは理想だなあと思ったのを覚えています。
常に仕事のことを考えてしまう悪い意味の”オフがない”のとは違って、
遊びも趣味もすべてが本業(本気)というように、
常に目の前のことに熱中して楽しんでいるというか。
ここまでが仕事で、はい明日はお休みという感じじゃないんです。
イメージとしては、色や温度の違う『オン』モードが入れ替わっていく
感じです(もっとうまい表現があればよいのですが……)。
その方の生き方はかなりハイレベルですが、
独立して生きるというのは、その方の生き方のように、
基本オンもオフもない、ということなのかなと思います。
お金(収入)になるからオン(仕事)で、それ以外はオフ、
という色分けはないのかなと。
自分が熱中していることや、心を動かされたもの、ちょっとしたお気に入り、
そういったものがその人となりを構成して、仕事につながることがあると思います。
自分で自分自身を知るという意味でも、他人から知ってもらうという意味でも、
オフがオンにつながり、オンがオフにつながる。
無理につなげる必要はないけれど、境目がなく生きるイメージでいたいです。
これからは「オフがない」をいい意味で使っていけるように、
色々なオンを広げていきたいなと思います。
【編集後記】
近々あるイベントに向けて買い出し。
約60人分の食材を準備します。