身の丈に合った(分相応)な仕事とは?
今後の仕事の仕方について、「身の丈にあった」という観点から考えてみました。
身の丈に合っていない仕事
ある人に仕事について相談をした時、こうアドバイスをもらいました。
「これからは、身の丈にあった仕事をしていったらいい」
相談内容については割愛しますが、
この回答で私は進む方向が見えてきて、非常に助けられました。
(もちろんアドバイスはこの言葉だけではなく、色々な話がありました)
ふんわりとした納得感で止めずに、身の丈にあった仕事とはどういうことだろう、
とあらためて考えました。
まずは、現状身の丈に合っていない仕事をしているということ。
それはどういう意味なのか。
「身の丈に合っている」というと、自分の能力や経済力などに対して、
・分相応である
・見栄を張らない
・無理をしない
という意味があります。
たしかに、自分は身の丈に合っていない仕事をしているという自覚が
あります。それは「無理をしている」ということ。
「身の丈に合った生き方をするべきだ」というセリフを聞くと、
なんとなくその人のスケールや人間性、能力以上のものを望むな、
と、少々ネガティブな響きになることもあります。
でも、アドバイスをくださった方は、身の程を知れ、という意味で
言ったわけではありません。むしろ、ポジティブな意味で
「身の丈に合った仕事をしたらいいい」と声をかけてくれました。
ポジティブな意味合いでに身の丈にあった仕事とは?
自分なりにイメージしてみました。
身の丈に合った洋服は美しい
ところで、身の丈にあった洋服は、良いものですよね。
オートクチュール、とまではいかなくても、
自分の体型にぴたりと合った装いは、美しく、上品です。
着ている自分自身も心地よく、自然と胸を張り、背筋を
伸ばしたくなります。
反対に、どんなに高価で仕立ての良い服でも、サイズが
合っていなければ美しくありません。
というところから考えるに、
身の丈に合った生き方(働き方)をするというのは、
美しい仕事のしかたであり、その人の持つ力や特性が引き出される
仕事、ということだと思います。
無理して分不相応なことをしない、というのは、
決して自分の能力を卑下したり、
理想を諦めて小さくまとまったり、
何か我慢する、ということではないと思います。
自分が一番生きる仕事、美しくい誇りをもってできるスタイルが、
それが身の丈にあった仕事です。
身の丈に合った中で、高めていく
身の丈に合った=自分にぴたりと合う
ということですが、それは決して楽(らく)なことではありません。
洋服の話でいうと、身の丈に合った服をより美しく着こなすには、
姿勢を良くしたり、身の丈に合わなくならないように体型を維持したり、
あるいは洋服をきちんとお手入れをしたりすることが必要です。
(サイズがあっていても、シワや汚れが目立っては……)
似合わない着心地の悪い服を毎日着て過ごすのはなかなか苦痛ですが、
心地よく着ることができて、自分でも「似合っていていいね」と
思える服であれば、大事にしたくなります。
服と同じで、身の丈に合った生き方というのは、
ありのままでいい、何も努力はいらない、ほどほどに、
というゆるいことではありません。
身の丈にあった方向性。
身の丈にあった分野。
身の丈に合ったお相手。
身の丈に合ったスケール。
その中で、自分を磨いたり、理想に向かって高めていくことで
本当に似合う、美しい、ぴったりと合った生き方、仕事に
なるのかと考えます。
身の丈に合った、のイメージがつきました。
それでは、どういったタイプの仕事や生き方がぴたりと合うのか。
それは、これから探求していきます。
洋服と同じく、
思い込み(自分にはこれが似合う、これは似合わない)を捨てたり、
試着をしてみたり、信頼できる人の意見を聞いてみたり、
そういうことも必要かなと思っています。
ちなみに、私は洋服では割とかっちりしているものが似合うといわれます。
ゆるっ、ふわっ、はダメ。現代的よりクラシカル。
あとは、ちょっと奇抜な服も普通に着こなすね、とも言われます。
(これは舞台衣装をいろいろ着ている影響かもしれません)
さて、仕事では何が似合うのか。
【編集後記】
今日は暑かったです。
昼夜の寒暖差が15度もありました。
夏と言えば、Tシャツ。
毎年、面白いTシャツを1枚買うのが趣味です。
今年も探してみます。