二兎を追うものは、一兎をも得ず。
場合によっては、二兎を追う方が良いこともあるかもしれない。
思い込みで一兎を追って失敗
確かに、二羽のウサギを両方追っても、どちらもつかまらないと思います。
しかし、複数を同時に追うことが必ずしも失敗するというわけでもない
かなと思います。
二兎を追って選択肢が広がり自分にベストの選択ができたり、
反対に一兎を追い過ぎて、視野が狭くなり判断を間違えるということも。
自分の経験を振り返ると、そういうことが多々あるなと。
仕事のやり方にしても、何か新しいことを始めるにしても、
はじめの思い込みで「これがいい方法だ」と決めつけて猪突猛進。
それが自分に合っているのかどうかも検証せず進み、
後戻りできないくらい行ったところで、別の方法の方が良かった?
と気付く。というパターンです。
決断前に欲張るのは良いこと
ことわざの意味は、「欲張るとどっちも得られない」。
確かに、いつまでも優柔不断で、あるいはどっちも欲しいと欲張っては、
獲物は手に入りません。
しかし、追う獲物を決断する前は、ゆるく、いくつも目を付けて知っておく、
というのは必要だなと思います。
Aという目標を掲げたとする。
Aという目標を達成した前例、先駆者を探す。
そのときに、これが私の師匠だ!とする人を、一目ぼれのように
即断即決でたった一人に絞って、その人を追う。
これが当たれば非常にドラマティックです。
が、そうドラマティックにいかないこともあります。
同じAという目標にたどり着いた人はたくさんいる場合、
浅く広く、はじめに色々な行き方に触れてみる。
同じAへ行くにも、飛行機もあれば新幹線もあれば、ヒッチハイクもある。
速ければいいけれど、速くても自分に合わないこともある。
決断・実行する前に、欲張って手を広げる。
自分にはとても必要なことです。
スピーディに欲張り、決断したらわき目はふらない
といっても、欲張ることに時間をかけていては意味がありません。
私は、選択肢や可能性を広げずいきなり決めて猪突猛進か、
反対に決断せずにいつまでもいくつもの可能性の中で優柔不断でいるか、
どちらかが多いです……。
欲張るときはスピーディに(浅く広く、手早く見てみる)。
そこで追う相手が決まれば、一兎を追う。
決め切れなくて迷っていても仕方がない。
「結局どれを追っても同じだ」くらいの割り切りで決める。
決断したら、あっちが良かったかも、と浮気せず、その相手を一途に追う。
本命が二兎と確信したのならば、そのタイプの違う二兎を同時に追って、
よりよい結果になることもあり得ると思います。
どちらも、本気で必要と思って、追うことができれば。
自分に合った道を行くために、よい良い兎の追い方を考えていきたいと
思ったしだいです。
【編集後記】
法人のお客様への資料で、新しいグラフを作ってみました。
反応を見て、今後にも生かしていきたいです。
夕方には緊急の相談案件。ひとまずスピード重視で回答。
即断即答は緊張するけれど、鍛えられます。