テレビのない16年、1年前まで使っていたガラケー

アナログ生活 情報の仕入れ方 生き方とデジタルツール 生き方
去年の春まで現役で活躍していたガラケー。

テレビのない暮らしをして16年。
1年前までガラケー(携帯電話)を使っていた生活。
今後変えていきたい身の回りの道具について。

テレビはいらない

16年前から、家にテレビを置かない生活をしています。
いまではテレビを持っていない人もそこそこ多いですが、
当時は家にテレビがないのは珍しかったかと思います。
それまでは、私もテレビニュースを見たし、ドラマも見る、映画
(えーっと昔はVHSビデオで)鑑賞もする、とテレビが生活の中に
ありました。

ところが、生活拠点や生活そのものがガラッと変わり、生活からテレビが
消えました。はい、今日からテレビなしです、と。
でも、不思議なくらいなんの違和感もなく、その生活が当たり前になりました。
この16年間、まったく不便を感じないし、テレビを見たいと思ったことも
一度もなかったです。今後も、必要とならないだろうと思います。

何が変わったのかなと考えました。
どこかの誰かが不特定多数の人に対して発信する情報を、不特定多数の一人として、
なんとなく受け身で視聴する、という時間がなくなったのかなと思います。
テレビの代わりにネットで情報収集していたかというと、そういうこともなくて、
実のところ16年前はネットもほとんど使っていなかったです。

いまはスマホ中毒、情報過多とかいわれるけれど、スマホがなく情報源がテレビ
中心のときも、量や質は違っても同じような情報過多な状態だったと思います。
考えなくてもなんとなく色々なことを知ったような気がしてしまうのです。

テレビが消えて、スマホもない。ネットも常用はしていない。
それが日常になりました。
現実的に身体を動かして農業や建築をして、演劇をして、スポーツをして、
情報のほとんどは本を主体的に読んで仕入れたり、経験豊かな先人に技術や
知恵を教わりました。
そういう生活をしていると、自分に必要な情報は、もう十分ありました。
それにプラスしてネットやテレビから情報を得ようとしたら、一日24時間
では足りなくなってしまいます。

その16年前当時、これからどう生きていこうか、ということを切実に考えて
求めていて、その問いに対して必要な情報がテレビやネット情報にはなかった
のだと思います。
どういう生活が正しいかということはなくて、自分が人生に何を求めているか、
24時間しかない一日を何に使うことを”今の自分”が求めているか。
その結果として、しばらくテレビもいらない、ネットもほとんどいらない、
となったです。

自分の置かれる環境変化や、気持ちの変化によって、必要なものは変わります。
今は、ネットを使うし、スマートフォンも持っています。パソコンにiPadも。
どれも便利だし、”今の自分”には必要になっています。
ただ、そういうツールは自分で主体的に情報を仕入ていると思っていても、気付く
と必要ないものを必要と思わされていたり、無目的にYouTubeを次々と見ていたり
することもあるので、怖いなとつくずく思います。

ガラケー時代が長かった

私はスマートフォンを使い始めたのが1年ほど前で、それまではガラケーで生活を
していました。電話とメールができればひとまず不自由はしなかった(ような気が
します)。ネットを見るのは持ち歩くパソコンでいいし、と。

不便じゃないと自分は思っていましたが、最終的に1年前に仕事で必要に迫られて、
やっとこさスマホを使い始めました。
それ以降は、キャッシュレス決済や、録音+文字起こし機能、スキャンアプリなど、
仕事とプライベートで便利かなと思う最低限の機能を使っています。

ブログをはじめて、SNS発信をもっと活用したいなとは思うのですが、
いまのところ活用している人を見て憧れているだけで、本当に自分に必要なツール
だという思いが弱いので、行動には移していません。

電話のない天国、アナログ+デジタル活用

私は電話を受けるのが苦手で、かかってきてもあまり出ないです。
電話を極力なくす生活を実現したい、という願望は強いです。
とくに、仕事上の電話は……苦手過ぎます。
しかし、自分の苦手を避ける目的だけで相手のメリットを考えない消極的な撤退
はだめだと思います。自分の苦手から逃げるけれど、逃げた後により使いやすく
相手にもメリットのある連絡手段を構築する積極的撤退にしないとなと。

電話は使いませんという税理士さんも今は多く、そのやり方を学ばせてもらっています。
勤務していると、なかなかそれを取り入れるのは難しいのですが、想像・計画するのは
自由。いずれ自分が作りたい「電話のかからない(自分にとっては)天国」を思い描き、
実行するならこれという形を虎視眈々と温めています。

あとは、アナログとデジタル(発信活動)をいかに組み合わせるか。
自分の好きな手書き+デジタル。
生の演劇+デジタル。
自然の中で生きる+デジタル。

発信のための発信ではなくて、自分の生き方や価値観をぶらさないことが大切で、
望む生き方を補完し、仲間を広げるための手段として発信やデジタルを活用する。
それが反対にならないように(手段に生き方が振り回されないよう)、気を付けて
使いたいなと思います。

要る要らない、残す残さない、はじめるやめる、をいつでも自分軸で決めていきます。

【編集後記】
5月に向けて、仕事面でちょっと雲行きが怪しくなってきた一日。
恐怖や不安は敵が見えないから。
納期、必要時間の見込みなど整理していきたいです。

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