自分と向き合い疲れたら、本の世界へ行く

思考のジャグリングから抜ける 読書の効用 本の世界 メンタル
カラフルなヴィオラ。本を読んで、心も彩り豊かにしたい。

本を読むと、自分以外の人生を追体験したり、
自分以外の人の考え(世界)に没頭できます。
そういう時間が不可欠です。

出口がないジャグリング

最近、考えがジャグリングしています。
つきつめればたった一つの問題なのですが、それをあらゆる角度から、
表現を変えて、手を変え品を変えこねくり回しているなと。
「考える」と「悩む」は違う、とよくいいますが、
「向き合う」と「ジャグリング」も違うなと感じます。

自分の問題、気持ちに向き合う。
向き合うのはいいけれど、ジャグリングは考えが同じところをぐるぐると
回っているだけ。出口がない。
私の得意技は、このジャグリングです。いらない得意技……。

ジャグリングは楽だけど、しんどい

ジャグリングって、何も行動を伴わないです。
終わりのない思考の半永久運動。
ハムスターの回し車みたいなもの。

いくら思考を高速で走らせても、
景色も変わらなければ、目的地に到着するわけでもない。
ハムスターは回し車で運動不足解消になり良いけれど、
人間の思考の回し車は、なにも解消しない。

そこから一歩出るための、行動をしないまま。
それは、ある意味では楽。ある意味ではしんどい。
現実的な壁にぶつかったり、課題を乗り越えたりしなくていいけれど、
心のエネルギーは無駄に消耗をしていく。

自分と向き合わず、他の人の思考の世界に没入

ジャグリングから抜けるには、悩みを書き出すというのもいいけれど、
もはや悩みに向き合いたくないなというときもある。

そういうときは、本がいい。
小説、ノンフィクション、エッセイ、ビジネス本。なんでもよい。
本というのは、自分以外の人の考えのかたまり。
小説の主人公になって別の人生を生きる。
日本を離れ、地球を離れ、別の時代を生きる。
著者の価値観や考え方の世界をまるまる味わう。

アウトプットしなくちゃとか、学ばなきゃ、とは思わなくていいから、
とにかく自分の内側の世界から別の世界にいく。
本には、救われることが多いなと思います。

あまりに自分の内側でいっぱいになると、集中力がなくなって、
文字を追えない、頭に入ってこない、世界に没入できない、
となってしまいます。
そういうときは、新しい本ではなく、お気に入りの作家の、
何度も読んでいる本を読みます。
私だけの秘密基地、隠れ家のような本がいくつかあります。

できれば活字に集中できなくなくなるまでジャグリング疲労しないうちに、
本の世界に前向きに「逃げ込む」ようにしたいなと。

【編集後記】
今日は、昼から来週〆切の提出資料をまとめました。
顧客の方と必要な連絡をすすめ、表を作成。
いま3冊同時並行で読み進めている本も、
空き時間に楽しみました。

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