2分の1成人式ではなく、2倍成人式。
そんな言葉は世にないけれど、私、この間振袖を着ました。
というお話。
着付けモデルになった
友人が振袖の着付けを習っていて、
よかったら教室の時に着付けモデルにならないかという声がかかりました。
振袖をこの年で着られるという千載一遇のチャンス!
(もちろん室内で着るだけで公衆の面前で歩くわけではない)
少しばかり気恥ずかしい気持ち半分。
この先、たぶん着ることはないであろう晴れ着を着たい気持ち半分。
華やかで上品な振袖のことを想像すると、徐々に後者の気持ちが強くなり、
「ええ、恥ずかしいけど……いいよ」
と遠慮したような前置きをしつつ、友人のお願いということを口実に
喜んで着付けモデルをお受けした次第です。
着付けモデル、とても楽しかったです。
神の手
着つけは、本当に職人技でした。
まずは補正。
浴衣を着るときにも胸の段差や肩回りを整えますが、
着物となると補正もさらにランクアップ。
まさに、骨格を補正するというか、
着物のための体つきにするために”肉付け”をしてゆく感じ。
目指すはドラム缶体系(凹凸をなくしてどーんとストレートにする)。
着付けをしてくれる友人が私の鎖骨や胸周りにタオルで盛って行きます。
みるみる、胸周りがいい感じに厚みが出てきます。
自分でも、これは襟周りが着崩れないだろうなとわかりました。
肌襦袢→補正→長襦袢→振袖
という順序で着ていきます。
このブログは着つけ講座ブログではないので、詳細は省きます。
着付けを体験して感動したのは、補正の素晴らしさと、腰ひもの締め方です。
2本の腰ひもは、骨格矯正されたのかと思うほどのマジックでした。
骨盤が安定し、上半身が締めた瞬間ぐぐっと背筋が伸びるのでした。
猫背がぐっと開く感覚。
なにをどう結んだのか、背中の回し方が欲見てなかったのですが、
とにかくマジック!と思いました。
友人自身も、その工程が一番驚いたとか。
それ以外にも、あるとあらゆるしわが美しく伸び、
あるいは見えなくなるように収納されていく様は神の手のようでした。
本当に、すすすっと何気なく紐を回して結んでいるように見える
その動作の中に、いくつもの技が繰り出されていました。
職人技だなあと、ほれぼれしながら着付けをしてもらっていました。
似合うから着たい
- 自分の顔や体型に、和服は似合う
- 物理的に姿勢を整えてもらうことで、気持ちもしゃきっとする和服は良い
- バリエーション豊かな色柄を、年齢問わず着られる着物ってすごい
(振袖ではなく普段着でも、着物ってとても色柄が魅力的と思う)
以上が、着つけてもらった感想です。
着物の文化を守ろう、継承しよう。
みたいな大それたことは言えないのですが、
和装っていいなあというのが素直な感想です。
割と和服が自分に似合っているなと思ったし、
洋装とは違った華やかさがあります。
私は洋服ではあまり柄物って着ないのですが、
着物だったら来てみたい色柄がバリエーションがたくさんあるかも、と思います。
だから単純に浴衣だけではなくて、着る機会がもう少し日常的に
あったらいいなと思います。
浴衣は夏に4~5回くらい着るのですが、着物となるとどこに
着ていこうかと考えてしまいます。
が、外出着だけでなくて、室内できるのもいいのかもと思いました。
あの骨格矯正効果を感じてみると、家の中で事務作業しているときに
着ると案外姿勢が保たれてよさそうです。
まず着物をワードローブに入れる。
普段着として着られるように練習をする。必要があります。
新しい興味関心が増えるのは嬉しいです。
そして、今回2倍成人式と勝手に命名して、
艶やかな振袖を着ることができたこと、友人に感謝です。
【編集後記】
ジョギング記録
3月1日
ジョギング9.14キロ(67分)
3月3日(雨)
体幹トレーニング
サーキットトレーニング
3月5日(雨)
体幹トレーニング
サーキットトレーニング
3月6日
ジョギング8.79(65分)