小さなことでも大きなことで、何かを決断すると、
それだけで元気になるものです。
『迷う』はエネルギーを消耗する行為
「最近、元気だなーと思ってみてました」
こう言われました。
自分としては、結構「心を亡くす」例の状態になっていて、
元気とはいいがたいのですが、周りからはそう見えていたようです。
身体がつかれていても、メンタル面で元気に見えたのかなと思いました。
それなら、思い当たる節があります。
長い間迷い、保留にしたことについて、この春に決断したことです。
迷う、悩む、逡巡する。
それは非常にエネルギーを使うことです。
決断をしたあと、迷うことや想像(妄想)に使うエネルギーが減り、
元気に見えたのかなと思います。
想像しても、事態は変わらない
旅行に行くなら、どこがいいか?
という明るい迷いならよいのですが、そうでない迷いの場合、
どうしても最悪のパターンとか、うまくいかなかった場合を
想像をしてしまいます。
迷う時間が長いほど、心はげっそりと消耗していきます。
はっきりしているのは、最悪の事態を想像してもしなくても、
それが現実に起こる確率は変わらないということ。
それならば、前に進むのか後ろに下がるのか、とどまるのか、
右か左か、上か下か、次の一歩を決めてしまい動き始めたほうが、
自分の限りあるエネルギーを有効に使えます。
結果よりも決断を大事にする
限りあるエネルギー。
本当にその通りで限りがあるなと、最近つくづく実感しています。。
体力も気力も、思考力も、それこそ決断力も、
無限に力が出せるだけではありません。
迷い悩むことに80%のエネルギーを使ってしまったら、
迷い決めた後に動く力がわずか20%です。
もちろん、エネルギーを使い切って終わりではなく、日々回復はしますが、
人生というトータルで考えると、何にエネルギーを注ぐのかはシビアに
考えないといけないなと思います。
回復までの時間が長くなるほど、真剣に考えなくてはと切実になります。
『結果』は、エネルギーを増やすこともあれば減らすこともあります。
一方『決断』は、ほとんどの場合エネルギーを増やしてくれます。
(例外として、外部の力によって決断”させられた”ときは、エネルギーが
減ることがあるかも……)
決断して結果がまだ出ていなくても、結果どころかまだ事が動き始めて
いなくても、その決断という行為だけで人は(自分は)相当元気になります。
元気というのは、建設的な思考になるという感じです。
長いスパンで見れば、人生の結果というのは、本当に寿命が尽きるときに
しかわからないのかもしれません。寿命が尽きてもわからないかも。
そう考えると、決断を大事にして、元気に建設的に生きていきたいものです。
結果に一喜一憂せず……いや少しはしてしまうけれど、その結果を受けいれて
また新しい決断をして前を向いていこうと思います。
とはいえ、悩み迷うのもまた人間らしいなとも実は思っているので、
人生から迷い悩む時間を一切排除したいわけではありません。
自分の場合は、迷い悩む時間が非常に長いので、意識的になくして
いこうとするぐらいでちょうどよいかなと思います。
大いに決断し、人間らしく少し悩み迷い、限りあるエネルギーを
生かしていきます。
【編集後記】
5月申告、無事完了。
法人決算千本ノックは望むところではないけれど、
ノックを終え、お互いをねぎらってそれぞれ帰路につく
ときは、ほっとして嬉しいものです。